皆さまは、「会計ソフトは経理担当者が使うもの」——そんなふうに思っていませんか?
実は、会計ソフトは、会計担当者が日々の作業をこなすだけのものでは全くありません!!!
使い方や、ソフトの選び方ひとつで、経営のスピード・精度・柔軟性が大きく変わります。
本コラムでは、現場で数多くの企業を支援してきた税理士の視点から、クラウド会計ソフトの選び方と顧問契約の活用術を解説していきます★
クラウド会計は、「今の数字」が見ることが可能です。
資金繰り、売上、利益率など、経営者が知りたい情報を即座に把握できるため、意思決定のスピードが格段に上がります。
従来の会計処理は「担当者しかわからない」状態になりがちです。
クラウド化により、誰でもアクセス・確認できる環境が整い、業務の透明性と継続性が向上します。
クラウド会計なら、税理士と同じ画面・同じデータをリアルタイムで共有できます。
「資料を送って、待つ」から「一緒に見ながら、すぐ相談」へ。顧問契約の価値が一段と高まります。
インボイス制度や電子帳簿保存法など、法改正が相次ぐ中、クラウド会計は自動アップデートで対応しています。 手作業での対応リスクを減らし、安心して本業に集中できます。
自動連携・自動仕訳により、経理業務の時間と人件費を削減できます。
また、経理担当者の負担軽減だけでなく、経営資源の再配分にもつながります。
✅マネーフォワードクラウド会計 (おすすめ度★★★)
自動連携が強力。銀行・クレカ・POSなどとのAPI接続がスムーズ。
経費精算や給与計算など、バックオフィス全体を統合管理できる点が魅力。
✅freee会計(おすすめ度★★)
初心者に優しいUI。スマホでも操作しやすく、スタートアップや小規模事業者に人気。
経営レポート機能が充実しており、数字に強くない経営者にも使いやすい。
✅弥生会計(おすすめ度★)
個人事業主、小規模法人、特にサポートと安心感を最優先する会計初心者、弥生ブランドへの信頼が厚い。
| ソフト名 | 操作性 | 自動連携 | 顧問税理士との共有 | 対象事業者 |
|---|---|---|---|---|
| マネーフォワード | ◎ | ◎ | ◎(同時編集可) | 中小〜中堅 |
| freee | ○ | ◎ | ○(共有リンク) | スタートアップ・個人 |
| 弥生クラウド | △ | ○ | △(一部手動) | 簿記経験者向け |
◎ 非常に優秀 〇 良好 △ 改善の余地あり
マネーフォワード: バランスが良く、税理士との連携を重視する中小企業におすすめ
freee: 直感的な操作性で初心者や個人事業主に最適
弥生クラウド: 従来の弥生会計ユーザーや簿記知識のある方向け
クラウド会計を導入するだけでは、経営は変わりません。
税理士との顧問契約をどう活かすかが導入後の鍵となります。
– 月次試算表の「読み方」ではなく「活かし方」を教えてくれるか?
– 節税だけでなく、資金繰りや投資判断に踏み込んだアドバイスがあるか?
– 経営者の“言語”で話してくれるか?
クラウド会計は、税理士との関係を「報告型」から「伴走型」へと進化させ、経営の土台を再構築するプロセスです。
貴社にあったクラウドソフトをご提案させていただきますので、ぜひ一度お問い合わせください!
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